最近ではとても身近になったCG技術。
実は皆さんが普段見ている広告映像にも、たくさん使われています。CGだ!とすぐ分かるものもあれば、これってCG?!と思うほどリアルなものまで様々ですが、なぜCGを使うことになったのかご存知でしょうか?広告制作の場面では、いろいろな理由でCG/VFXが使われています。
どんな場面で、どんな理由でCGが使われたのか、
3回に分けてご紹介します!
※VFX:Visual Effectsの略で、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術。
※画像は全てイメージです。
第1回でご紹介するのは、『撮影が不可能』という理由でCGが使われた事例です。どういう場合に撮影が不可能なのか、いくつかご紹介していきます。
①架空のキャラクター
みなさんがCGと聞いて一番に想像するのは『キャラクター』ではないでしょうか。現実には存在しない姿のキャラクターは、CGが使われることが多いです。
もちろん2Dのキャラクターもありますが、空間を意識した動きをするキャラクターについては、3DCGで作ることでよりダイナミックな印象を与えることができます。
②機能・効能表現
たとえば化粧品の広告で、肌に成分が浸透していく様子を見たことはありますか?化粧水の成分は目で見ることはできないので、撮影をすることはできません。CGを使って模式的に表現することで、より視聴者に理解しやすく説明をすることができます。
③架空の建造物
実際に存在しない建造物は、美術で作ることも考えられますが、敷地を用意して、建築工事を行うと、膨大なお金と時間がかかってしまいます。CGで作ることで予算の軽減と期間の短縮をはかることができます。
④機械の中身
ロボットや精密機械の中の様子を映像にしたくても、狭い機械の中にカメラを入れることはできません。その場合でも、CGを使うことで映像にすることができます。CGでは目的の部品だけを、密接したほかの部品に邪魔されることなく描くことができるため、視聴者にもわかりやすい映像を作ることができます。
このように、いろいろな理由で撮影が不可能な場合でも、CGを使うことで実現可能なことがあり、むしろCGを使ったほうがわかりやすく表現できる事例も多くあります。
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