データを使って、人を喜ばせるために必要なこと
データから優良顧客へのアクションを導き出す
データアナリストの朝賀です。業務は主にデータ分析のディレクションと実作業、クライアントらとの打ち合わせです。クライアントの課題をヒアリングするところから始まり、生活者の購買履歴や会員情報、商品情報といったデータを加工し、集計・解析・グラフなどで可視化。結果から気付きをピックアップして整理し、課題解決へのヒントを導き出す。ちょっと難しそうですかね(笑)。
例えば、ある飲食チェーン店では、データ分析によって顧客像を明確にし、優良顧客と潜在顧客の分類、優良顧客への具体的なアクションまでを作り出して提案しました。これがクライアントに大好評で、役員の方がプレゼン時に大きくうなずきながら聴いてくださったんです! 自分が中心になってデータ分析し、データ処理も一人で行ったこともあり、印象に残っている仕事ですね。
どんなに細かいことも突き詰めて理解する精神
データ分析は、実は「前処理」と言われるデータの整形に最も時間がかかります。クライアントによってデータの構造は異なるし、数百万行の中に異常値があったり、数行だけ隣の列にはみ出て記録されていたり…。それらを自力で探し出してキレイにする(=整形)のですが、新人のうちはこの作業がものすごく大変で疲れました。いかに根気強く、成し得たいデータに作り上げるかという課題に向き合うことが重要なんですね。中途半端に終わらせず、納得できなければどんなに細かいことも突き詰めて理解する。この精神がないとできない仕事だと思います。
そうそう、僕の人生を変えた一冊は、博報堂プロダクツの大木真吾さんが書いた『あの夏、サバ缶はなぜ売れたのか?』なんです。数字を扱って多くの人を喜ばせることができたらいいなと、就職先を探していたときに購読しました。データ分析・活用、キャンペーンの実施、さらにその効果検証・改善まで取り組まれている事例が書かれていて、「やりたい仕事はこれだ!」と合致したことを覚えています。この会社は、面白くて素晴らしいアイデアを持っている人にたくさん出会えますよ。
Schedule
- 09:0009:00出社
メールチェック通勤電車の中は勉強時間。データ分析やマーケティング関連の記事、ニュースを読んでスイッチを入れます。出社後は社員食堂でコーヒーをゲット! メールチェックから業務を開始します。 - 10:0010:00分析作業開始
いざ、セキュリティルームへ私の仕事はデータ分析の業務が中心。担当するクライアントの分析業務は秘匿性が高いので、セキュリティー環境で運用しています。数百億単位(行数)のデータを日々整形・加工し、さまざまな課題に合わせた集計・分析を回します! - 12:0012:00ランチタイム
リラックスする時間他の部署や先輩・後輩に関わらず、いつも声を掛け合ってランチに出かけます。集中力の高い仕事をする上で大事な息抜きの時間。ざっくばらんに楽しい会話でリラックス! - 13:0013:00分析作業再開
再び、セキュリティルームへ最終のアウトプットのイメージをEXCELや白紙に落とし込みます。データに必要な計算などを抽出。データマートを作成し、そのまま集計したり、モデリングなど解析に回したり…。最後にグラフとPOVなど、アウトプットを作成。集中して頭を使うので、糖分とコーヒーは常に切らさないようにしています。 - 17:0017:00社内ミーティング
他の職種と情報共有プランナー職やデザイナー職、各種プロデュース職など、幅広い領域の担当者と何度も議論を繰り返します。分析で得られたデータをシェアし、新たな仮説を抽出。施策のヒントをあぶり出します。 - 20:0020:00業務終了
同僚と食事1日の業務を無事に終え、愉快な仲間たちと夕飯タイム。明日の活力を注入!