職業=「考え続けること」
自分とは守備範囲の違う、さまざまなプロが集まった会社
博報堂プロダクツは職種別採用を行っていたので、入社後、志望しているプランナーとして働けることに魅力を感じました。クライアントや案件の幅が広く、自由度が高い点も決め手のひとつです。会社の印象は…『千と千尋の神隠し』の“釜じいの部屋の棚”ですかね(笑)。イベント、映像、リテール…など、さまざまな領域のプロがひとつの場所にぎゅっと集まっている。その近さが強みです。
プランナーの先輩からいただいた言葉で記憶に残っているものがあります。「プランニングは、どんな仕事でも必要とされる高いスキルである」。ゴールを設定し、そこに行く道を阻む課題を洗い出し、課題を解決するためのアイデアを考える。プランニングという仕事を通して、仕事以外でも活用できるライフハックを学べる環境に日々感謝しています。
アイデアが出てきた瞬間は、何にも代えがたい快感がある
デジタルプランニングという仕事では、さまざまなクライアントの商品のプロモーション企画やコミュニケーション設計をしています。各クライアントやブランドが抱えている課題に対して、最適な戦略と具体的な企画を提案するものです。もちろん、企画を実現したら終わりではありません。実現後までしっかりチェックし、次なる一手を考える。ここまでがプランニングの仕事です。
アイデアに煮詰まると、「もう何も出てこないんじゃないか」「いや、まだ何かあるかもしれない」と脳内で葛藤します。それを経て「これだ!」と思えるアイデアが出てきた瞬間には、何にも代えがたい快感があるんです。そのアイデアが評価され、結果が伴ったときの喜びもほかではなかなか味わえませんね。
私の発想法のトレーニングは“逆算”です。通勤中や街を歩いているとき、目にするモノやコト、広告。それらがなぜそのカタチにたどり着いたのか、さまざまな視点から逆算して妄想します。そこから見えてくる人の心の動きや行動が、世の中とどうリンクしているのか考えることで仕事に活かしています。プランナーの生業は、“考え続けること”。「そこまでは思いつかなかった!」と思ってもらえるようなアイデアを求めて、これからも精進するのみです。
Schedule
- 10:1510:15ゆるりと出社最初の打ち合わせの開始15分前に出社。赤坂のサテライトオフィスはフリーアドレス制なので、なんとなくいつもの席に座り、まずはメールをチェック。打ち合わせの時間になったら会議室へ移動します。
- 10:3010:30担当ブランドのプロモーションを考える企画を担当しているスキンケアブランドの施策についての社内打ち合わせ。前の日に作成した資料の流れをチーム内のメンバーに確認してもらい、クライアントへの提案内容を詰めます。
- 11:3011:30ブランデッドコンテンツを考える続いて、同ブランドの別プロジェクトの社内ブレスト。ここでも自分が考えたアイデアをメンバーに共有して議論します。一人で考える時間も大切ですが、テンポよくアイデアが生まれてくるブレストの時間が企画の醍醐味だったりします。
- 13:0013:00KIHACHIで同期とランチランチは企画の考えごとをしながら一人で食べることが多いのですが、この日は同期と赤坂Bizタワーの社食でランチ。KIHACHIの定食はおいしくて栄養価も高いので、これを食べていれば忙しくても生きていられるという気持ちになります(笑)。
- 14:0014:00タイムアタック!資料作成お腹を満たした後は、3つ目の打ち合わせに向けて資料を作成。打ち合わせまでの時間を逆算し、考えていた資料の骨組みを形にします。そこからは、資料全体が1本のストーリーとして伝わる企画書に仕上げるべく、ひたすら作業を進めます。
- 17:3017:30翌日の提案内容を詰めるできたてホヤホヤの資料を持って打ち合わせに。明朝に控えたクライアントへのプレゼンに向けて、提案の流れや内容の最終確認を行い、チーム内の認識をすり合わせます。資料もその場でブラッシュアップして翌日に備えます。
- 19:3019:30お酒の周年イベントを考えるこの日最後の打ち合わせの会議室に移動。先輩プランナーと一緒にお酒の周年プロモーションのアイデア出しです。自分の世代をターゲットとする商材のブレストはアイデアも出やすく、楽しく終えました。